このギターは2023年の年末に石橋楽器心斎橋店にて、70年後期の物と81年の生産台数の少ない物を弾き比べて購入した物です。音、木目等をみて判断しています。
1980年代はアコースティックギターにとって大不況の時代だったことはよく語られる話です。
Martin社80年代は良材を潤沢に用いて少数精鋭で製造した当たり個体が多いとも言われ、特に近年ヴィンテージをひととおり堪能した方から熱い視線を浴びているものです。
購入後、ギターを制作販売している方にメンテナンスをお願いして、サドルの交換、弦高調整、ブレイジングの剥がれ（一箇所）補修、ピックガードの貼り直し（オリジナルが使用できるので、オリジナルの方良いということでしたので、シーラー塗装後、両面テープにて貼り付け）、マイクも取り外して、エンドピン穴はマホガニーとローズウッドで綺麗に仮埋めしてもらっています。生音を楽しむためです。ナットはオリジナルのままで充分音が出ているので、オリジナルに近い音を楽しんでみてはどうかと言うでした。（ナットの交換はいつでもできるとのこと）マイクは付いていた物をそのまま同梱します。

D-35の3ピース特有の豊かでバランスの取れた音色をして、クリアな音が特徴だと思います。2ピースとは違います。音づまりもなく、サスティーンも倍音もあり申し分ないと思います。
ヘッドからネック、ボディは、汚れを落とし磨いてあり、指板、ブリッジにはしっかりとオイルを塗布してあります。綺麗な外観を保持できていると思いますが、経年によるキズ等は消すことはできません。
Martinのハードケースは付いていませんでした。
Fenderのハードケースに入れて発送します。

本来であれば、ここまで手入れをしたギターを手放したくはないのでが、家庭の事情により手放さくてはならない事がおきた為、出品しました。

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