カラー···ブルー

素材···コットン

JapaneseVTGとして今では野良着や羽織り、刺し子や襤褸などすっかり定着しつつあるカテゴリーですがまだまだ不明なアイテム、何用で使われたかがわからないアイテムが稀に出てきます。


今回ご紹介致しますのは野良着としておりますが、アイテム名がわからない為取り敢えず野良着としております。まず、注目して頂きたいのが襟元の綺麗なコーディロイです。コール天とも呼ばれますね。

ヨーロッパの服やアメリカの服でもそうですが襟が別珍のアイテムは総じて特別な服として扱われております。格式の高い物や冠婚葬祭、式典用などと少なくとも普段使い用の物は極めて少ない印象を受けます。

フロントの漢字も調べてみましたが意味が分かりませんでした。札と後ろに描かれているのでおそらくは神事関係か祭り事？用の特別な1着であったのではないかと推測します。

野良着の平面的なシルエットを残しつつも内側やサイドにはポケットも完備してあり、袖丈も7部袖程でワイドな筒袖となり洋服と和服の良い所を掛け合わせた様なアイテムとなり不思議な雰囲気を醸してくれる1着です。

サイズも比較的大きく、日本人サイズかと思います。生地は中厚手のコットンでフロントの青い所はおそらくインディゴ染めです。羽織って見るとそれだけで時代が逆行してしまう様な良い意味で古臭いアイテムです。

JapaneseVTGも数見てきましたが、この手のアイテムは初めて見ました。今後、いつ出会えるかわからないスペシャルなアイテムです。


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