北インド・ヒマーチャルプラディッジュ州・パールヴァティ渓谷・マニハール産の大きなV字谷のあるクローライトインオンポイントです。
マニハール産水晶は、谷を挟んだマニカラン産に似ていますが、クローライト入り、ルチル入りが産出して人気が出て来ました。また、産出量もインドヒマール産としては少なく、価格も高止まりしています。
ある有名天然石ショップの方は、テリピカ水晶だったらコロンビアレムリアンかマニハールを勧めると言っていました。マニハール産水晶はそれほど透明度と照りが良く水晶ファンであれば一つはコレクションしたくなる水晶と思います。
マニハール産水晶といえば、テリピカのポイントやヒマラヤ水晶では珍しいルチル入り、ライトグリーンのクラスターも多く産出しています。また、アナテース付きの水晶も良く見かけます。
このポイントは、透明感はそこそこですが、おそらくクローライトにより成長干渉された大きなポイントで、クローライトも内包されています。付着したクローライト面はマニハール産水晶の特徴を示していて、以前出品したルチルインクォーツのクローライトの付き方にも共通しています。
マニハール産としては初期産出の個体で、この大きさの物は、なかなか入手出来ない水晶になりました。

118.5×83.1×73.7mm 766g

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