大幅に値下しました。
小出力ながら非常に人気の高い直熱3極出力管71Aの自作によるプッシュプル・アンプです。真空管アンプ・マニアなら一度は聞いてみたいアンプの一つでしょう。
71Ａアンプは、お気に入りの自作アンプが多く、出品するかどうか迷ったのですが、シングル・アンプならまだ手元に3台がありますし、71Ａ真空管そのものはナス管の171Ａを含め、まだ手元に何本かあるので、出品することにしました。
71Aは45などと共に最も好きな出力管の一つで、これまでシングル、パラ・シングル、プッシュプルなど１０台くらいは作りました。今回のプッシュプル・アンプですが、回路は当初、古典管らしく、トランス結合とし、インプット・トランスを使いST管の76をドライブ管としていましたが、今回、出品にあたり回路を多少変更し、インプット・トランスはやめて、GT管6SN7-GTのパラ接続によるトランス結合（クラーフ結合）に変更しました。パワー・アンプとして入力感度は約1.6V位と低目のため、プリ・アンプ（コントロール・アンプ）と組み合わせて使用してください。
アンプ本体は10年前に製作したもので、汚れや錆が見られますが、動作に問題はありません。

　今回の出品にあたってはアンプ本体が古いため、真空管は71Ａも含め全て新品、または新品同様のものに交換しました。（71Aはナショナル・ユニオンの軍用規格（JAN）の元箱入りの未使用品で、今回は4本ともアンプに実装の上、動作と各電圧、電流を確認した物。現在、オークションでは未使用の71Aは、高価格で落札されています。整流管の80は、ほぼ新品で他の80アンプの動作テストに使った程度。6SN7は、国産球などの手持ちの予備がほとんどなくなったため、ロシア製の新品（箱無し）を使用しました。
塗装無しのアルミシャーシに組んだ自作品であること、汚れやトランス類の一部錆などがあるのですが、71A出力管が高価格なため、この販売価格にしました。しかし、プッシュプル・アンプとしてはお買い得の価格になっているのではないでしょうか。
自作者の責任として末尾に回路図の写真を添付します。

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